アイ・エスホーム|株式会社石山工業所

建築ブログ

一戸建てリノベーション工事@浦和市

Date:2020年5月26日 | Category:,

年明けから本格的に始まっていた一戸建てリノベーション工事が無事に竣工いたしました。

正面ビフォー

道路の正面が抜けていて、遮るものがなくとっても良い立地ですね。

数年前に中古住宅として購入されたのだそうですが、「冬は寒いし夏は暑い、何とかしたい!」

本来であれば建て替えも視野に入るところですが、2つの課題がありました。

1つは、中古住宅を購入した時の残債がまだ残っていたこと。

もう一つは、借地権付きの中古住宅の為、建て替えはできなかったのです。

そんなわけで、リノベーションを選択せざる終えず、大手のリフォーム会社さんに相談されました。

しかし、あまりワクワクしないプランにもかかわらず、金額はやや高め。

お客様のテンションは上がらないし、銀行の融資も雲行きが怪しかったそうです。

そんな時に、当社にお電話をいただき、現地にお邪魔しました。

右側ビフォー

こちらが、向かって右側から撮影した写真です。

バルコニーが大きく居室を取り囲んでいます。

しかし、実際にはあまり使っていない様子で、どちらかというと居室を広くしたいのだけれど、大手さんのプランでは、「建物の形状は変えられない」とのこと。

「構造上問題なければ、そっちの方向で検討してみましょう」と申し上げ、ご提案したプランがこちら。

居室を拡大

このように居室を広くすることで、LDKがグンと広くなり、なおかつ収納スペースも確保できました。
広くなったうえに、先方のお見積りよりも2割ほどお安いお見積りが出せ、お施主様も金融機関もやる気になっていただき、ご縁をいただきました。

右側アフター

バルコニーだった右面が居室になりました。

内部の撮影が終了していませんが、全く不安はありません。

 

もう一つ、個人的に、当社のご提案の方が絶対使いやすいな!と思ったポイントがあります。

それは水回りの配置です。

サニタリースペース

大手さんの提案は、トイレや洗面脱衣室、浴室に入る際、まず前室といわれる廊下を通り、左を向けばトイレ、右を向けば洗面脱衣室に入るプランです。
これだと、前室は通り道としてしか使えません。
そこで当社がご提案したのは、前室と呼ばれる廊下を削って、その分洗面脱衣室スペースを広くとり、洗面室と脱衣室を二つに分けるというもの。
これなら誰かが入浴をしていても、気兼ねなく洗面室を使えるし、トイレに入る時は洗面室を通るので、無駄なスペースをとることなく、それぞれの広さを確保できます。
各室に収納スペースを設けることもできるので、とっても便利です。
この手法は、当社の新築でよくご提案するプランで、とても評判が良いのです。
1つデメリットを上げるとすると、日本の家のサイズは、尺モジュールと言って、部材一つ一つの単位が91㎝と決まっています。
91㎝の倍数で仕切ると手間が省けるということです。
先の大手さんの提案だと、トイレの幅91㎝、前室91㎝、洗面脱衣室と浴室が182㎝と、尺(91㎝)の倍数になっています。
当社のご提案だと、トイレ91㎝、洗面室136.5㎝、脱衣室136.5㎝、浴室182㎝と端数が出て、少々手間が発生します。
これから長く快適に暮らすことを考えれば、これくらいの手間はかけたほうが絶対良いと思います。

正面アフター

寒さ対策には床暖房で対応し、冬も快適に暮らしていただけると思います。

写真が仕上がりましたら、施工事例でもご紹介させていただきます。

カテゴリー

アーカイブス

お問い合わせ

家づくり相談室

メールでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ