平屋改修工事@さいたま市岩槻区
以前より大変お世話になっているお客様より、不具合を解消する工事のご依頼をいただきました。
主な工事内容は3点。
・普段生活の場となる居間の段差解消。
・介助できるようにトイレを広く、きれいに。
・雨漏り+シロアリ被害の改修工事。
まずは、段差解消から。

こちらがビフォーの状態。
板の間と畳敷きの間に躓きやすそうな段差がありますね。
歳を重ねると、擦って歩くことも増えるので危険です。

畳の厚みがあるとどうしても段差ができてしまうので、タイルカーペットで代用。

これらなら擦って歩いても大丈夫でしょう。

こちらはトイレのビフォー。
扉の間口が狭く、介助される方も苦労しそうです。
リフォーム後はこちら。

開口部を左手いっぱいまで広げて中折れ戸にしています。
この扉は、介護専用のもので、扉が手前にも奥にも折れるので、入るときも出るときも引かずに押して出ることができるすぐれもの。

トイレ内部も、固いフローリングからクッションフロアに変更し、転んでしまっても衝撃を和らげます。

さて、こちらは軒下のお写真。
雨漏りによる内部の湿潤状態をシロアリが見逃さず、かなり食われてしまいました。

どうやらもともとの原因は、雨樋に枯草などが詰まって雨水が流れにくくなったことにあるようです。

まずは、きれいに掃除をします。

屋根の隅にゴミが溜まり流れが悪くなったので、朽ちているのがわかります。

既存の屋根を活かしつつ、修繕が必要なところまで、解体していきます。

隅の破風部分はかなりやられていました。

食われた部分を撤去し、代わりになる野地板や防水シートで回収します。

白く色が変わっているところが改修した後です。
これで安心。
雨樋にゴミが溜まると雨漏りの原因になるので注意が必要です。

一部、床下にもシロアリの跡が見られましたので、改修しつつ防蟻処理も行いました。

外壁も塗り直し、古いながらも手入れの行き届いたお住まいに生まれ変わりました。
お住まいの不具合は、気づいたときにすぐお手入れするのが肝要です。
人間のように自然治癒力があるわけではないので、放っておくと悪くなるばかりです。
住まいの気になる不具合を見つけたら、即、ご相談いただくことをお勧めいたします。


