石山工業所がWBハウスを選んだわけ その6. 冬を快適に過ごせるから
WBハウスが冬を快適に過ごせる理由は2つあります。
1つ目は、夏の暑さを逃がすために開放していた断熱材の内側に設けた通気層。
冬が近づき温度が下がると、形状記憶合金の作用で自然に閉まります。

通気層を閉じて空気の流れを止めると、暖かさをキープできます。
なぜかというと、空気は熱を伝えにくく、一度暖まってしまえば、保温効果があるから。
例えば、雪国のかまくらも雪に含まれた多くの空気により、内部の熱が外に逃げるのを防いでいます。

また、災害時にゴミ袋に穴を開けて、頭からかぶれば防寒対策になることが知られています。
ダウンジャケットはもちろん、ビニールのレインコートを着ても暖かさを感じるのは、そのためです。
WBハウスの第2通気層は、断熱材の内側にあり、冬は、空気の出入り口を閉ざすことで、空気の流れを止め、保温層となり、断熱材の役目を果たすのです。

WBハウスが冬を快適に過ごせる理由の2つ目は、24時間換気をする必要がないこと。
一般的な高気密高断熱住宅では、室内にシックハウスの原因物質が溜まるのを避けるため、建築基準法により、24時間換気をすることが求められます。
しかし、真冬に換気をすると、せっかく温めた空気を外に排出し、外の冷たい空気を室内にそのまま取り入れることになります。
もったいないですよね。

ロスナイなどの、熱交換換気システムを採用するという手もありますが、導入コストが必要な上、複雑な設備はメンテナンスにも手間やコストがかかります。
WB工法で建てた家は、24時間換気をする必要がありません。
WBハウスは、壁の透湿作用と壁体内の通気効果で室内の化学物質を厚生労働省の基準値以下に下げることができます。
換気が止まっていても化学物質の濃度が高くなる心配はありません。
なので、冷たい空気を取り入れて、暖かい空気を外に出すという、もったいない換気をしなくても大丈夫なのです。
「室内側の第2通気層をは閉じたら、化学物質なども外に排出されないのでは?」
というご心配もあるかと思いますが、閉じるといっても密閉するわけではなく、イメージとしてはシャッターを閉めるくらいなので、微妙に空気の出入りはあるのです。
そもそも冬場は温度も湿度も低いので、化学物質は揮発しにくく、濃度が高くなりにくいので、第2通気層を閉めても問題ないのです。
「それなら、普通の家も24時間換気を止めてもいいの?」
そう思ってしまいそうですよね。
でも、そういうわけには行きません。
高気密高断熱住宅は、計画的に換気を行うことで、室内の湿気も外に出しています。
換気扇を止めると、湿気を含んだ空気が淀み、たちまち結露が発生します。
WBハウスは、換気をしなくてもほとんど結露の心配は要りません。
結露は、密閉された空間で、温度差により空気中の湿気が飽和状態になって、露点を超えて水滴になることでおこります。
WBハウスの透湿クロス及び石膏ボードは、湿気を通すので温度差があってもほとんど結露の心配がないのです。
これが、弊社がWBハウスをおすすめする6つめの理由です。


